- ストレングスファインダーってホントに意味あるの?
- 内向型HSPの自分でも強みは見つかる?
- 診断を受けることでどこまでわかる?
上記の疑問にお答えします。
「強みを知りたいならストレングスファインダーをやってみよう!」「HSPさんなら、自分の強みを絶対に知っておくべき!」
こんな声よく聞きますよね…。
ただ、ストレングスファインダーは有料の診断テストのなので、本当にやっても意味があるのか気になるところ。
なので、内向型HSPのぼくが、本当に才能が正確にわかるのか、実際に買ってやってみました。
この記事でわかること
- 内向型HSPがストレングスファインダーをやって意味があったか
- HSPさんがストレングスファインダーをやるべき3つの理由
- 内向型HSPがストレングスファインダーを受けた診断結果
- ストレングスファインダーの才能を生かす3つの行動
この記事を読むことで、内向型HSPが「ストレングスファインダー」を受けるメリットと、明らかになった才能の生かし方がわかります。
内向型HSPが「ストレングスファインダー」をやってみて意味があった?
結論として「ストレングスファインダー」は、やってみて、とても意味がありました。
なぜなら、短所だと思っていたことが長所であったことを気づけて、自分の生き方を肯定できるようになったからです。
上位5つの資質の中には、自分がずっと弱点だと思っていたことも含まれていました。
ストレングスファインダーをやってみて「人はほんとうに自分のことが見えていないな…。」とつくづく感じました。「いや…自分のことなんてわかってるよ!」と思っている人こそやってみてほしいです。
そもそも「ストレングスファインダー」ってなに?
ストレングスファインダーは、オンラインでおこなう「才能診断」ツールです。
Web上で177個の質問に答えることで、自分の才能が明らかになります。
ストレングスファインダーでは「才能」は以下のように定義されています。
無意識に繰り返される、思考、感情、行動パーターン
要するに「普段当たり前のようにおこなっている、思考や行動が才能である」といっているのです。
「才能」とは、日常で自分が何も負担なくできていることです。
その当たり前を、才能だと気づかせてくれるのが「ストレングスファインダー」なのです。
HSPさんがストレングスファインダーをやるべき3つの理由
HSPさんは、個人的にはみんなストレングスファインダーをやるべきだと思っています。
その理由は、ぼくがやってみて以下のメリットがあったからです。
ストレングスファインダーをやるべき理由
- 自己理解が深まり他人に流されずらくなる
- 生きづらさの原因が明確になる
- 強みを自覚できる
1つずつ、詳しく解説します。
1.自己理解が深まり他人に流されずらくなる
HSPさんにストレングスファインダーを押す1番の理由は、自己理解が深まり他人に流されなくなるからです。
HSPさんは、感情に敏感に反応する気質から、他人の感情の影響を強く受けやすくなります。
人からの影響を受けやすく、周りに流されやすいんですね…。
だからこそ、自己理解を深めて、他人との境界線を厚くする必要があります。
ぼくもHSPで、他人の影響を受けやすく、自分にはない能力がある人に憧れを抱いていました。
- 大胆に行動する
- 自己主張をはっきりと伝える
- 考えをオープンにしてコミュニティーを広げる
ストレングスファインダーをやる前は、上記のような考えに憧れがあり、改善しようと考えていました。
しかし、自分の才能がわかってから「大胆な行動力」や「オープンな人間関係」では自分の長所を生かせないことに気づけたのです。
ストレングスファインダーを受けてから、違った気質を持つ他人と、自分を切り離して考えられるようになりました。
他人の影響を強く受けるHSPさんは、「ストレングスファインダー」で、自分自身を「知る」ことが大切なのです。
2.生きづらさの原因が明確になる
ストレングスファインダーをやることで、自分が何に対して、生きづらさを感じていたのかが明確になります。
ストレングスファインダーは、上位5つの長所を客観的に教えてくれます。
5つの長所とは、実は自分が短所と感じていたことだったりします、、
たとえば、ぼくの場合だと
- 公平性
- 内省
- 慎重さ
が上位の長所として、明らかになりました。
しかし、上記の3つのことは、自分が短所と感じていたことでした。
短所と感じていたこと
- 公平性⇒自分の意見がなく流されやすい
- 内省⇒内気で引っ込み思案
- 慎重さ⇒行動が遅い
要するに、生きづらさの原因は、自分の長所を短所と思っていて、長所を消すための行動をしていたからです。
でも、ストレングスファインダーをやることで
「今のままでいい!」「むしろ、もっと伸ばしていけばいいんだ!」
こうやって、今の自分の能力を肯定できるようになりました。
「何が長所で、何が短所なのか?」は、意外なほど自分では理解できていないのです。
生きづらさの原因を明らかにするためにも、ストレングスファインダーは最適なツールといえます。
3.強みを自覚できる
ストレングスファインダーを受けるメリットは、なんといっても強みが客観的にわかることです。
強みが「客観的」にわかることが、とても重要です。
自分で何となく考えた強みでは、HSPさんは強みを自覚することできません。
なぜなら、HSPさんは自己肯定感が低く「そんなことが長所とは言えない…。」と心で思ってしまうのです。
ぼくも転職のときに、自分でひねり出した長所や、嫁から聞いた長所を履歴書に書きました。しかし、果たしてほんとうに長所といえるのか疑問でした…。これも自己肯定感が低いことで心から確信が持てないのが原因でしょう。
しかし、ストレングスファインダーは、177個の質問に答えることで、正確に自分の長所がわかります。
全部で34個の資質の中から、5個の資質を割り出してくれるので、分析も細かいです。
これだけ、細かく分析して長所を割り出してくれるので、自己肯定感が低かった自分でも「長所があるんだ」と自覚できたのです。
内向型HSPがストレングスファインダーを受けた診断結果
内向型HSPの自分が「ストレングスファインダー」を受けた結果が、以下の通りです。
上位5つの資質
- 公平性
- 内省
- 成長促進
- 調和性
- 慎重さ
やってみて「自分らしいな…。」と思う長所から「意外にこんな長所があったんだ」と感じたものもありました。
でも、全体的に5つの長所を俯瞰してみて、HSPの気質が反映されているなと感じます。
多分、同じ内向型HSPの人にも共通するところがあると思うので、1つずつ気質を見ていきましょう。
1.公平性
「公平性」の資質をみたときに、HSPの自分らしいなと感じました。
公平性とは、人の地位とは関係なくみんなを平等に扱う資質です。
- その場の空気を読んでバランスをとる
- ルールや規則を重んじる
こういった特徴があります。
思えば、昔から人より空気を読む能力には長けていたように感じます。
- いい意味で目立つことがなくいじめの標的にされなかった
- 学校の規則や交通規則を自ら破ったことがない
- 上司、部下で接し方が変わることがない
正直「公平性」は自分では、長所だとは思っていませんでした…。自分の意見をいえず、輪を乱さないのは「なんの強みでもないな…」と。
ただ、ストレングスファインダーのおかげで、地位や損得を考えず、人と向き合えるのは、十分立派な長所であることに気づけました。
2.内省
「内省」とは考えることが好きで、頭脳活動を好む気質だそうです。
内省も、とてもHSPらしい気質といえますね。
HSPの4つの代表的な特徴の1つである「深く考える」に完全に当てはまってます。
しかしぼく自身は、ストレングスファインダーをやるまで「頭脳活動を好む」資質があるなんて、まったく思っていなかったです。
「勉強ができない自分が頭脳活動を好むなんて…。」「考え込んでるのは頭の回転が遅いだけだ…。」
と思い込んでいました。
「内省」の特徴があることがわかってから、本を毎日読んだり、マインドマップに自分の考えをまとめるようにしています。
HSPの4つの代表的な気質については「【基本解説】HSPの代表的な4つの特徴「DOES」とは?」で詳しく解説しています。
3.成長促進
成長促進とは、周りの人の才能を見抜いたり、自分と一緒に周りも伸ばしていく才能のことです。
「人のために頑張れる」資質ですね!
成長促進も、共感力が高いHSPらしい長所といえますね。
「成長促進」の長所がわかってから、家族のためや、ブログを読んでくれる読者の成長のために頑張ろうと考えるようになりました。
「人のために頑張れる人」を「与える人=ギバー」といいます。ギバーは成功者に共通してみられる資質ともいわれています。ただ、ギバーには2種類あって、一方的に奪われてしまうタイプと、自分も相手も得をするタイプのギバーがいるみたいです…。
多分、今のところ自分は前者の一方的に与えてしまうタイプかも…。
HSPさんは、自分より他人を優先する人が多いので「成長促進」の長所を持っている人が多いかもしれませんね。
4.調和性
「調和性」とは、争いごとを好まず、摩擦や衝突を回避するために、調和に向かわせる資質です。
調和性も、内向的HSPの気質がすごく反映されていますね。
他人の意見に流されやすいHSPの特徴は、悪いことばかりではありません。
ストレングスファインダーのおかげで「調和性」という、大きな強みがることに気づかせてくれたのです。
調和性の強み
- 意見が違っても共通点を見つけられる
- チームの衝突を減らす「円滑油」になれる
- お互いに納得のいく形で意見をまとめられる
「調和性」の強みがわかってから、周りが衝突を恐れず意見を発言する中でも「無理に自分を出さなくてもいい」と気持ちに余裕がもてるようになりました。
「自分には自分の強みがある。その中で、自分という個性を出していけばいいんだ」
今では、こうやって思えています。
「調和性」という強みは、自分に個性がないのではなく「周りに柔軟に合わせられることも個性である」ことに気づかせてくれたのです。
5.慎重さ
「慎重さ」とは、用心深く入念に計画してものごとを進めていく資質です。
まさにHSPの「計画性の高さ」の特徴とぴったり一致していますね。
慎重で行動が遅いことも、自分は強みだと思っていなかったです…。
なぜなら、自己啓発本を読むと
「まずは行動!」「考える前に動け!」
なんて書かれていることも多いですよね…。
そういった本を読んでいると「入念に計画してから動く性格が間違っているんじゃないか」とさえ思えてきます。
でも今では、そういった本も真に受けすぎず「真似するところだけ真似できればいい」ぐらいのスタンスで読めるようになりました。
HSPさんがストレングスファインダーの資質を生かすためには?
ストレングスファインダーで強みがわかったけど、いまいち生かせている気がしない…。
そうなんですよね…。ストレングスファインダーで強みがわかっても、どうやって生かせばいいか悩みますよね。
そこで、せっかくわかった自分の強みを、確実に生かすための3つの行動を紹介します。
資質を生かすための3つの行動
- 自分の行動を資質と照らし合わせてみる
- 今の環境と資質があっているか確認する
- 資質と仕事を掛け合わせてイメージしてみる
1つずつ、詳しく解説します。
1.自分の行動を資質と照らし合わせてみる
まずは、自分の行動が、資質とあっているか照らし合わせてみることが大切です。
たとえば、ぼくの場合
自分の強みを生かす行動
- 「慎重さ」の強みを生かす⇒前日にすべて準備をしておく
- 「内省」の強みを生かす⇒対面ではなくテキストでの連絡を心がける
- 「調和性」の強みを生かす⇒無理して自分の話はせず傾聴に徹する
- 「成長促進」の強みを生かす⇒人の役に立つ趣味を始める
このように、普段の行動を振り返り、強みを生かせているかを考えてみましょう。
しかし、行動を強みと照らし合わせるといっても、抽象的すぎて難しいですよね…。
なかなか、漠然と行動を見直すのは難しいと思います。
なので、まずは「todoリスト」で、強みを生かした行動を習慣化するのがおすすめです。
ぼくのtodoリスト
- 読書をおこなう
- マインドマップに学んだことをまとめる
- ブログの執筆
- 朝散歩
- 翌日の仕事の準備をする
- 今日一日の日記をつける
ぼくは上記のように、毎日強みを生かす行動をtodoリストに組み込んでいます。
todoリストは、アプリで簡単につけることができます。
ぼくは、「Google todoリスト」を使っています。
ストレングスファインダーの資質を生かすには、まずは強みを生かす行動を生活に取り入れてくのが効果的でしょう。
2.今の環境と資質があっているか確認する
上位5つの資質と、今の環境が自分に合っているかも、重要です。
とくに、HSPさんは環境に対して敏感に反応するので、資質に合っていない場合は、見直す必要があります。
「環境」とは、人間関係から今の住んでいるところまで、思いつく限り、書き出してみましょう。
HSPのぼくが思う、見直すのにおすすめ環境は以下のところです。
- 人間関係(職場、友人、家族)
- 住んでいる環境
- 仕事
この中でも、人間関係をとくに見直すのがおすすめです。
たとえば、ぼくは「内省」「公平性」「慎重さ」の資質があることを知り、友人関係を見直しました。
資質と合わず関係を切った人
- ルールを破りがちで、刺激を好む人
- 矢継ぎばやに話し、考えるすきを与えてくれない人
- すぐディベートを求めてくる人
以下の友人は、一緒にいても資質と合わず疲れてしまうことに気づき、見直すことができました。
人間関係は、環境にもっとも影響を与えることです。
上位5つの資質を生かすためにも、自分の資質と合わないタイプの人とは、距離を置くのがおすすめです。
3.資質と仕事を掛け合わせてイメージしていみる
ぼくの場合は「訪問介護」の仕事をやっているので、資質との相性をみてみます。
訪問介護士は向いている?
上位5つの資質 | 向いている度(1~5段階評価) | 相性がいい理由 |
公平性 | 競争より規則やルールを守り安全性を重視する | |
内省 | 「介護施設」とは違い「訪問介護」は1人の時間が多くじっくり考えられる | |
成長促進 | 利用者さんの生活を支える仕事で「人のためになっている」と感じやすい。 | |
調和性 | 利用者さんご家族さんの意見を傾聴することが多く「調和性」の資質とあっている。 | |
慎重さ | 利用者さんを安全に介護する仕事なので「慎重さ」の強みは生かされる |
こうやって見てみると、ぼくの「資質」と「訪問介護士」はうまくかけ合わさっているように感じます。
こうやって、今の仕事に5つの資質が生かせているか、1つずつ見ていくのです。
1つずつかけ合わせていく中で、あまりにも強みと仕事の掛け合わせができない場合は、転職や環境を変えることを考えたほうがいいかもしれません。
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ストレングスファインダーのやり方は?
ストレングスファインダーをおこなうには、本を購入して「アクセスコード」を入手する必要があります。
ネットでもアクセスコードを購入できますが、本を購入したほうが安いです。
安く済ませたいなら、本を購入しましょう。
本の最後のページにアクセスコードが記載されている、綴じ込みがあります。
この綴じ込みを開くと、青く塗りつぶしたところに、アクセスコードが記載されています。
アクセスコードを、公式サイト(https://www.gallupstrengthscenter.com/)にアクセスして入力します。公式サイトに行くと以下のトップページに飛びます。
画面右上のコード引き換えをクリックします。
そうすると、アクセスコードを入力できる画面に飛ぶので、本に記載してあるアクセスコードを入力して下さい。
ここまで来たら、あとは30~40分ほどのテストを受けて、才能診断のスタートです。
まとめ
いかがでしたか。ストレングスファインダーは、内向型HSPさんこそやるべきだと、ぼくは思っています。
しかし、正直、やって終わりでは本当の効果は得られないです。
もちろん。自分の強みがわかることで、大きな自信にはなります。
ただ、やった後に「資質をどう生かせるのか?」を考えるのが大切です。
HSPさんがストレングスファインダーをやったら、以下のことを考えてみましょう。
資質を生かすポイント
- 資質に合った行動はできているか?
- 資質に合う環境にいるか?
- 今の仕事は上位5つの資質とかけ合わせできるか?
もし、今の環境が合わない場合は、見直しの必要もあるでしょう。
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