生活や仕事を楽にするにはどう行動すればいいの?
上記のような疑問をお持ちないですか?
HSPの人は、敏感な気質であることで、生きるのに苦労することが多いです…
そんなHSPの人でも、ストレスなく快適に生活する具体的な方法はあるのでしょうか?
そこで今回は
- HSPが楽に生きるための具体的な7つの行動
- HSPが楽に生きるために大切な4つの考え方
- 精神的に楽に働けるおすすめの仕事4選
上記について解説します。
この記事を読むことで、自分に合う生活スタイルを確立でき、HSPの人でも快適なライフスタイルを実現できるでしょう。
興味がある人は、ぜひ続きを読み進めてくださいね。
HSPが楽な生き方をするために必要な7つの行動
HSPが、楽に生活するためには、行動を変えるのが一番の解決策です。
以下が、HSPの人が楽に生きるために必要な7つの行動です。
- 自己分析をおこなう
- 苦手なことを知り対策をする
- 生活コストの見直しをおこなう
- 受動的ではなく能動的に行動する
- 自然とのふれあい時間をつくる
- 1人になる時間を確保する
- 苦手な環境からは逃げる
それでは、1つずつ詳しく解説します。
1.自己分析をおこなう
HSPの人が楽に生きるためには、自己分析をして「己を知る」ことから始めるのが大切です。
「己を知る」ことで、自分を客観視でき、苦手なことやストレスのかかる状況を「認知」できるようになります。
苦手なことストレスフルなことを認知することで、それに対する対策も立てられます。
そうすることで、以下のようにメンタルも安定してくるのです。
- 感情に振り回されなくなる
- ストレスに強くなる
- モチベーションに左右されなくなる
- 自己肯定感が上がりやすくなる
HSPの人は、他人の感情や言動に左右されやすいため「自分を理解する」ことは大切なのです。
「メタ認知」ができることで、自分なりの「楽な生き方」も見つけることができるでしょう。
自己分析やメタ認知をする上で、書籍を読むのがおすすめです。
「ストレングス・ファインダー」やDaigoさんの著書の「 超客観力 」が自己分析にはおすすめの本です。
2.苦手なことを知り対策をする
HSPの気質を理解することで、苦手なことは何かをを明確にすることができます。
苦手なことがわかれば、それぞれに対策を立てることができます。
- 人ごみや雑音が苦手⇒なるべく静かな環境を選択する
- 人の感情に流される⇒1人の時間を増やす
- 些細な言動で傷ついてしまう⇒批判的な人との付き合いを辞める
- 考えすぎてしまう⇒時間に余裕を持つ
上記のように、HSPの気質のなかでも、行動を変えることで対策できることは多いです。
苦手な環境を知り、対策を実行することで、自然とHSPにとって楽な生き方に近づいていくでしょう。
3.生活コストの見直しをおこなう
HSPの人が楽に生きるためには、生活コストの見直しも大切です。
生きるためのコストが高すぎると、それだけ生活が大変になります。
生活コストを最小限に抑えれば、それだけでも楽に生きられるようになります。
- 地方に住み家賃を下げる
- 格安SIMを利用する
- 衝動買いを避け必要な物だけ買う
- マネーフォワードで家計簿をつける
- 朝昼兼用にして食費を節約
ぼくも、生活コストを下げるために、上記ことを実行しています。
生活コストを下げることで、仕事を失ってもアルバイトや派遣でも生きていけると考えられます。
仕事は、生活をつらくする大きな原因なので、生活コストを下げるだけでも楽な生き方が可能でしょう。
⇒【仕事をしたくないHSPの人へ】無理のない6つの解決策
4.受動的ではなく能動的に行動する
物事を「受動的」ではなく「能動的」に受け取ることでも「楽な生き方」ができるでしょう。
同じ内容のことでも「自分で決めたこと」と「人にやらされている」のでは、気持ちに大きな差ができます。
ほとんどの人は、自分で決めた方にやりがいを感じるし「自分の人生を生きている」と感じるでしょう。
自己コントロール感をもつためには、以下の行動がおすすめです。
- 「SNS」などのメディアの断捨離をおこなう
- 毎日ToDoリストを作成する
- 日記をつけて自分の考えをアウトプットする
「自分で選んでいる」「自分の考えが明確である」状態であることで、人生の主導権を自分が握ることになります。
「そんな小さなことで?」と思うかもですが、小さなことでも「自分で選んでいる」と思うだけで、気持ちが楽になります。
楽な生活を手に入れるためにも、人から受け取る「受動的な行動」を減らし、自分で選択する「能動的な行動」を増やすことが大切でしょう。
5.自然とのふれあい時間をつくる
HSPの人が豊かな生活を送るためにも、自然と触れ合う時間を意図的に作るのも重要です。
「自然に触れ合うだけでそんなに大きな効果があるの?」と疑問に思うでしょう。
しかし、HSPの人には自然に触れ合う効果は非常に大きいです。
HSPの人は「感じる力」が強いことで、感受性が他の人よりも豊かな傾向にあります。
感受性が豊かなことで、自然から受け取る癒しの効果も多く受け取ることができるのです。
都心に住んでいても、大きな公園は近くにあることが多いでしょう。
毎日自然に触れるだけでも、メンタルが安定して生活を楽にしてくれます。
6.1人になる時間を確保する
HSPは、1人の時間をもつことで、精神的なエネルギーの回復をします。
なので、1人の時間の確保は、精神的な余裕のある生活の実現するためにも必要なのです。
普段生活していても、意識をしていないと1人の時間は意外と確保できません。
HSPの人は以下の方法で、意識的に1人の時間をつくるのがおすすめです。
- 朝活をおこなう
- 散歩に出かける
- 必要のない誘いは断る
- 1人でドライブする
朝活は、忙しい人や家庭がある人でも、早く起きるだけで自分の時間が確保できます。
朝は誰も起きていないことが多いので、読書をしたり朝散歩に行ったり、有意義に時間を使うことが可能です。
1人の時間を確保するためにも、朝活を実行してみましょう。
7.苦手な環境からは逃げる
苦手な環境からは距離を置くことも、楽な生活を手に入れるために必要な行動です。
HSPの人は、人の目を気にして、我慢して苦手な環境に身を置く人が多いです。
HSPの特徴として、周囲からのネガティブなエネルギーも人よりも多く吸収してしまいます。
そのため、苦手な環境に身を置き続けていると、うつ病にもなりやすいのです。
もし、今の職場から辞めるのが怖いなら、以下の記事でHSPの人に無理のない辞め方などを解説しています。
⇒【HSPで退職が言い出せない】つらい職場からスムーズに辞められる6つの伝え方を解説
HSPが楽な生き方をするために大切な4つの考え方
HSPの人は、自己肯定感が低い傾向が強く、自分で自分を追い込んでしまう人が多くいます。
なので、楽に生きるためにも、考え方を知るのはとても大切です。
以下が、HSPの人が楽に生きるために知ってほしい、4つの考え方です。
- 「断ること=悪いこと」と考えない
- 「頑張ること」が危険のサインなのを理解する
- 競争、勝負事は避けてもいい
- 世の中に正解がないことを知る
それでは、1つずつ詳しく解説します。
1.「断ること=悪いこと」と考えない
HSPの人が楽に生きるためには、「断ること=悪いこと」という考えは捨てましょう。
誘いや提案を断ることは、自分の意思を表現する手段であり悪いことではありません。
しかし、HSPの人は誘いや提案を断ることに必要以上に負い目を感じやすいです。
- 断ると嫌われるんじゃないか…
- みんなをしらけさせてしまうかな…
- ノリの悪い奴と思われる…
- 仕事の評価に響くのでは?
このように、他人の評価や判断に引っ張られやすいのです。
重要なのは、自分がどう思うのかであり、他人の考えがすべてではありません。
「断る」というのは、わかりやすい意思表示の1つです。
「意思表示」をすることで、嫌な人や仕事は向こうから離れていきます。
楽な生活を手に入れるためにも、勇気を出して「断る」ことが大切なのです。
2.「頑張ること」が危険のサインなのを理解する
「頑張っている」状態が、危険なことであると認識するのも大切な考え方です。
勝間和代さんの動画でも「頑張る」ことの危険性について解説されています。
「頑張ること」は意思や精神力を前借りしてる状態であり、体に強い負荷がかかっています。
さらに、頑張ることはいくつかのデメリットがあります。
- 「頑張ること」で視野が狭くなってしまう
- 体力や意志力を疲弊させる
- 常に力んだ状態になり失敗の確率が上がる
「頑張っている」状態が、毎日続いてしまうと、あらゆることがうまくいかなくなり、悪循環になってしまいます。
そのため、HSPの人は「頑張らなくていい」状態を意識することが大切なのです。
- 自分の長所を生かせる仕事をする
- 基礎体力や基礎知識を高める行動をする
- 地力の範囲内でできることをやる
上記のように、頑張らなくてもいい環境や状態にするのが大切です。
無理に自分の能力以上のことを「頑張って乗り切ろう」とするのは体力や精神力の前借りをしているだけなのでやめましょう。
楽に生活するためには、「頑張らなくてもいい状態」をどうすれば作れるのかを考えるのが大切なのです。
⇒HSPで仕事が続かないのは問題なし!不安を解消する7つの対策とは?
3.競争、勝負事は避けていい
働いていると、成績や競争に勝たなければいけないと考えがちです。
しかし、HSPの人が楽に生きる上でこのような考えは捨てるべきといえるでしょう。
成績や競争にこだわることで、HSPの人は他人と「必要以上に」比べてしまいます。
「必要以上に」というのがポイントです。
周囲の人や環境に強い影響を受けやすいHSPは、競争や勝負ごとに目を向けてしまうと他人との比較が止まらなくなるのです。
結果、自己肯定感を下げる大きな原因になるのです。
社会で生きていると、成績を出して数字を上げている人が正解みたいな風潮があります。
ただ、HSPの人はその舞台に上がることはあまりおすすめできません。
- 成績などの数字ではなく「やりがい」を探す
- 「他人に勝つ」ではなく「役に立っている」を目的にする
- 自分と向き合える環境に移る
生活の中でも勝負事になる「ギャンブル」や「勝敗のつくスポーツ」などは避けた方がいいでしょう。
楽な生活を望むなら、勝負事は避けて、なるべく自分と向き合う環境を整えるのが大切なのです。
4.世の中に正解がないことを知る
世の中に正解がないことを知るのも、楽に生きる上で大切な考え方です。
HSPの人は、自分の意見よりも他人の意見を優先する傾向があります。
その原因の1つとして「正解」を求めすぎているからだと考えられるでしょう。
「正解」を気にしすぎてしまうことで、以下のように考えてしまいます。
- 自分の意見は本当に正しいのか?
- 反対のことをいわれたけど、自分の考えが違ったのか?
- 世の中の常識に合わせて我慢した方がいいか…
「正解」を求めると常識を必要以上に気にしたり、他人の意見に振り回されることになります。
「嫌なことから逃げる」ことも間違いではないし「楽な方を選択する」も間違いではないです。人によっては「苦労してこそ成長する」「石の上にも3年」といった言葉を投げかけてくるでしょうが、気にしなくていいです。
「正解」を探して生きるスタイルを変えて、自分にあうオリジナルの生き方を選択していきましょう。
HSPが楽な生き方をするためのおすすめの4つの仕事
HSPの人が楽な生き方を実現するためには、仕事選びも重要です。
その際の仕事選びの基準が、気質に合っていないと、苦労することになるでしょう。
HSPの人が、楽な仕事を選ぶうえで、外せないのが以下の4つのポイントです。
- 人との関りが少ない仕事
- 感謝を感じやすい仕事
- 1人で黙々と作業できる
- 時間と場所の縛りが少ない仕事
- Webライター
- プログラマー
- ブログ・アフィリエイト
- 訪問介護士
さらに詳しい向いている働き方について知りたい方は「【HSPに向いている働き方】理想の仕事の探し方を7つの手順で解説!」で解説しいるので参考にしてください。
それでは、向いている職業について詳しく解説します。
1.Webライター
Webライターは、在宅で作業ができるので、HSPの人でも楽に働くことが可能でしょう。
ただ、いきなり本業にするのは難しいので、まずは副業から始めるのがおすすめです。
- クラウドソーシングで案件を受注する
- 低単価の案件から実績をつむ
- ブログを作ってポートフォリオをにする
上記の手順で進めることで、単価は上がっていきます。
ぼくでも未経験からクラウドワークスで案件受注できました。
特別な資格もいらず、初心者でも始めやすいのも、Webライターの魅力といえるでしょう。
まずは、クラウドワークスに登録して気軽に始めてみましょう。
2.プログラマー
プログラマーも、楽な生活を実現するのにおすすめの職業です。
プログラマーは、企業がフレックスタイム制を導入しているところも多いです。
「フレックスタイム制」とは、出社時間、退勤時間を決められた範囲内で労働者が自由に決めていい制度のことです。
出社の混雑する時間帯を避けたり、自分の生活リズムに合わせて働くことが可能になります。
さらに、プログラマーとして経験を積むことで在宅勤務や独立も十分に可能な仕事なのです。
プログラマーは、働く環境だけでなく、仕事内容もHSP向きの仕事といえます。
HSPがプログラマー向きの気質である理由は「HSPにプログラマーは向いてない?適職である7つの理由」で詳しく解説しています。
3.ブログ・アフィリエイト
ブログ・アフィリエイトもHSPの人に、おすすめの仕事といえます。
ブログは、作業が積みあがっていくので、コツコツ作業するのが得意なHSPに適性があります。
本業にするのは難しいですが、HSPの人は副業でブログに挑戦してみるのはおすすめです。
さらに、うまくいかなかったとしても、以下のスキルが身につけられます。
- SEOの基礎知識
- ライティングスキル
- マーケティングスキル
- WordPressの基本操作
マーケティングスキルや文章力は、ブログに限らずお金を稼ぐうえで必須のスキルといえます。
ブログをやることで、ビジネスに必要な基礎スキルを自然に身につけることができるのです。
副業を考えている人は、ぜひブログを始めましょう。
4.訪問介護士
訪問介護士は、「人の役に立つ」とやりがいを感じやすいHSPには、向いている職業です。
介護施設などの人が多い環境は、HSPには不向きな環境です。
HSPの気質に合わせて働くなら「訪問介護士」があっています。
- 利用者さんと1対1で関われる
- 他の職員と関わらなくていい
- 事務所に寄らず直行、直帰も可能
- 行事ごとやイベントもない
- マルチタスクが少ない
ぼくは今、訪問介護士として働いていますが、上記の環境になったことで快適に仕事ができています。
介護士として働く場合の、職場選びのポイントについては「HSPに介護職は適職なの?向いている4つの理由と職場選びの重要性」で詳しく解説しています。
まとめ:HSPが楽な生き方をするためにも具体的な行動に移そう!
「楽に生きる」と聞くと、だらけて何もしないことを想像しがちです。
しかし、楽な生活を手に入れることは、実は自分で行動して選択していかないと手に入りません。
そのため、HSPにとって最適な環境で生活するためにも、具体的に行動に移すことが大切です。
本日のまとめ
- HSPが楽に生きるための行動を知り実行する
- HSPが楽に生きるための考え方を知る
- HSPが楽に生活できる仕事の特徴を理解する
上記の内容を理解して、1つでもいいので実行してみてください。
そうすることで、少しづつでもあなたの日常は変わってくるはずです。
あなたにとって楽な生活を手に入れるためにも、小さなことから変えていきましょう。